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投票機のコンピューターは信頼できるのか?

 大統領選の投票日から1週間以上が経過し、日米大手メディアはトランプ大統領が敗北宣言をしないことは間違っている、前代未聞だと報道している。トランプ支持者たちの言い分を解説しよう。

 前回のコラムで、ミシガン州アントリム郡でトランプに投票された6,000票が「コンピュータのエラー」という理由でバイデン氏に与えられた「集計ミス」について書いたが、このコンピューターはドミニオンという機種の投票機だ。

 ドミニオンは、クリントン財団が積極的に推薦している投票機で、同社オーナーのウィリアム・ケナードはクリントン政権時代の連邦通信委員会委員長を務め、オバマ政権時代にはEU大使、現在はCNNの親会社であるAT&Tの重役だ。

 このドミニオンは、今回の選挙で不正疑惑が持ちあがっているネバダ州、ウィスコンシン州、ジョージア州、ペンシルべニア州、アリゾナ州を含むアメリカの40%の地域で使用されている。

ドミニオンが昨年の知事選で見せた珍事

 2019年に行われたケンタッキー州の知事選では、ドミニオンの表計算をリアル・タイムで伝えるCNNのテレビ画面で、バシーア民主党候補とベヴィン共和党候補の票数が、673948票対662235票 から674508票対6616755票に数字が更新された模様が記録されている。

 その更新後、バシーア候補は560票増え、ベヴィン候補は560票減った。投票用紙を「集計しているうちに票が減る」ということも不思議だが、減った票とまったく同数の票をライバル候補が獲得するのは、さらに不思議だ。

 これに関し、テキサス州にあるサイバーセキュリティ会社の社長で、ハーバード大学OB会でテキサス州選出のテッド・クルーズ上院議員と知り合ったラッセル・ラムスランドは、こう言っている。

 「ドミニオンの投票機は投票所の外からも簡単にハッキングができるだけでなく、投票所の選挙管理人がマニュアルで操作することも可能なので、信頼度は低い。」

CNNの報道中、投票数が入れ替わった件

 今回の大統領選でも、ペンシルべニア州の集計のアップデートをリアルタイムで伝えるCNNの画面で、トランプとバイデンの票数が1,690,589票対1,252,537票から1,670,631票対1,272,495票へと変わった場面が見られた。トランプは19,958票を失い、バイデンに19,958票加算されたのである。

 これが単なる「コンピューターのエラーだったのかどうか?」という質問に対し、民主党が牛耳るペンシルベニア州の選挙委員会は未だに応答していない。

老人ホームは不正投票の温床

 テキサス州では、老人ホームで働く女性が、老人たちには知らせずに勝手に67人分の不在投票を申し込み、投票用紙に自分で書き込んで不正に投票した件で逮捕された。これは個人の犯行なのか、何らかの団体から依頼された組織的犯行の一部なのかは、まだ分かっていない。

 老人ホームは不正投票の温床だ。

 グラム上院司法委員会委員長は、「ペンシルべニア州の十数件の老人ホームから全く同じ日の同じ時刻に25,000件の不在投票申し込みがあったことが発覚した。こんな偶然は有り得ないので調査しなけばならない」と言っている。

問題視される「立会人が監視できなかった」開票所

 ペンシルべニア州やミシガン州では、投票所や票の集計所に入れてもらえなかった、あるいは入れても6フィート(約1.8メートル)の距離からしか監視を許されなかったことは前回のコラムに書いたが、ミシガン州では不正行為を目撃した数百人もの宣誓供述書(偽証の場合は投獄される刑罰を伴う供述書)で、下記のような不正疑惑が報告されている。

●ほとんどの共和党立会人は6フィートの距離を保つことを要求され、一歩でも近づこうとすると怒鳴られ、押し返された。
●多くの集計者がモニターを隠して、立会人から見えないようにしていた。
●何十人もの投票者の生年月日が「1900年1月1日」(現在120歳)と記されていた。
●民主党立会人は数時間ごとに交代することを許されたが、共和党立会人は交代することは許されず、1人が疲れて帰宅した場合、後任を入れることは許されなかった。
●民主党立会人には軽食や飲み物が与えられたが、共和党立会人には与えられなかった。
●民主党立会人と共和党立会人の数の比率は2対1だった。
●封筒の受信日付が11月4日以降のものを3日以前に改ざんしていた。
●正規の有権者登録名簿にも、選挙直前に追加された有権者登録名簿にも載っていない投票者の投票用紙も集計されていた。
●ヨーロッパからの合法移民である立会人が、「英語が母語でない人間は立会人になれない」と言われた。
●集計所で上記のようなことが行われていると民主党選挙管理者に報告すると、「これ以上文句を言うと、外に待機している特別機動部隊を呼んで、おまえを逮捕させる」と脅された。

 また、共和党の立会人を務めたミシガン州の元州検事副総長、ザッカリー・ラーセンは、「封筒に署名がない、消印が4日以降などの問題をチェックするはずの人々が、封筒そのもののチェックをせずに封筒を開封し、指を差し込んで投票用紙をのぞき見した後に、投票機に送るか、投票機に送らずに問題のある封筒の箱に入れるかを決めていた」と宣誓供述している

大手メディアは「不正などなかった」と報道

 これらは文字通り氷山の一角で、この何十倍もの不正行為に関する宣誓供述が浮上しているが、米大手メディアは「不正はなかった」と報道し、ツイッターやフェイスブックは宣誓供述書という単語さえも検閲し、宣誓供述書の一部を紹介したツイートは片っ端から削除されている。

 私は弁護士ではないので、これらの供述がどれほどの重みを持つのか法律的な判断を下すことはできない。ただ、もし仮に立場が逆で、これらの宣誓供述を行った立会人たちが黒人やヒスパニック系の移民で、彼らを妨害し、追い出そうとしたのが共和党の白人たちだったら、米大手メディアは血相を変えて公民権侵害と叫んだことだろう。

 ミシガン州、ペンシルべニア州、ネバダ州は地方判事も最高裁判事もほとんどが民主党派なので、不正行為を訴えている側に有利な判決が下されるとは考えにくいため、この裁判は最高裁まで持ちこまれることになりそうだ。

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