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上院下院、州知事などの公職を決める

事実上、政権への与信選挙
アメリカでは大統領任期のちょうど真ん中に、中間選挙というものが行われる。中間選挙では、上下両院議員および州知事などの公職の選出が行われる。中間選挙は事実上「与信選挙」とも言われ、選挙によって任期中の大統領が率いる政権への是非が国民に審判されることになる。また、この選挙で大統領率いる政党が勝利するか否かで、現政権が残り2年で行う政策の内容はもちろん、次期大統領選への動きが大きく変わるとも言われている。
上院と下院の違い
アメリカの立法府は、二院制を採用。大統領の任期が 4年であるのに対し,下院議員の任期は 2年,上院議員の任期は 6年で 2年ごとに 3分の1が改選される。下院の定数は435議席。上院の総議席は100である。
米議会下院は各州で人口比ごとに割られた議席が定められているが、 上院は州の代表であり、住民による直接選挙によって全米50州から2名ずつが選ばれる。米両院の権限はほぼ対等で、下院には予算先議権と大統領の弾劾訴追権などがあり、上院には条約締結権、閣僚の承認、大統領の弾劾裁判権等がある。