民主党代表のイデン元副大統領と共和党トランプ大統領の一騎打ち

一騎打ち

 半年後に控えた米大統領選は、パンデミックのせいで全く予測がつかない状況に陥っている。アメリカの8割方の報道機関は、「トランプの最大のセールス・ポイントだった好景気とロック・コンサート並みの大規模な集会をコロナウィルスが潰してくれたので、バイデンの勝算が高まった」と言っている。

 しかし3月下旬、1990年代に民主党上院議員だったバイデン元副大統領の事務所で働いていた女性、タラ・リードさんが、「バイデンからセクハラを受けた」と発言。タラさんはこの体験談を少なくとも6人に話したと言われている。また、1996年に自身が離婚する際、タラさんは夫に対して接近禁止令を求め、それを覆すための元夫の審問で「タラはバイデンの事務所でセクハラを受けたことから職場で問題を抱えていた」と夫が発言していた法廷記録が浮上した。さらにタラさんがバイデンの事務所を辞めた直後の1993年8月に、彼女の母親がCNNの「ラリー・キング・ライブ」の生放送に電話して、「娘が有名な上院議員からセクハラを受け、苦情を言っても請け合ってもらえません。どうしたらいいでしょうか?」と相談した映像がネット上に出回った。が、CNNはこの映像を速やかに抹消した。

カバノー判事のセクハラ疑惑は糾弾し、バイデン元副大統領は許す?

2018年にカバノー判事(トランプ大統領から米最高裁の判事に任命された)をセクハラ糾弾した女性は、証人も証拠もゼロで、さらに親友が「彼女の言っていることは信じられない」と証言した。しかし、それにもかかわらず、民主党の政治家全員とハリウッド・スターたちは、”Believe All Women!”と言い、「全ての女性を信じよ!」、「セクハラを受けたと名乗り出る女性の言葉は全て真実だ!」と主張した。

 しかし、この女性よりも遙かに信ぴょう性が高いタラさんの訴えは、民主党からの副大統領候補を狙うエリザベス・ウォーレン女史、カマラ・ハリス女史を筆頭に、民主党のすべての政治家から無視されている。ハリウッド・スターたちも露骨にバイデン支持を表明し、カバノー判事を糾弾する矛先に立っていたデブラ・メッシング(テレビ番組のスター)に至っては根も葉もない噂を使ってタラさんの人格否定を試みた。

 カバノー判事を糾弾した際には、民主党議員たちは「すべての女性の言うことを信じろ」と言っていたのに、今は手のひらを返したようにタラさんの発言を無視している。これはバイデンを守るための民主党の偽善にほかならない。しかし、これが今回の大統領選において大切な浮動票となる「中道派の女性たち」から、どう受け止められるかが、この選挙における大きな鍵のひとつであることは間違いないだろ。

民主党の女性議員たちの偽善を、中道派の女性たちがどう見るかが鍵

 ちなみに、民主党の顔とも言える女性、オカジオ・コーテス下院議員の偽善には目を見張るものがある。弁護士として30年近い経歴があり、品行方正な紳士として知られていたカバノー判事が糾弾された際には、「セクハラ犯は、ほとんどいつも“まさかあの人が?”という感じなのだ」と主張していたが、「おさわりおじ様」として知られるバイデン元副大統領のことは擁護に徹している。


 民主党のこうした露骨な偽善をトランプ大統領陣営がうまく利用して「中道派の女性層」を味方につけ、米経済をある程度まで回復させることができれば、トランプ大統領は11月の次期大統領選で、再び”まさかの勝利”を収めることができるだろう。

<参考リンク>
タラ・リードの1993年当時の写真
バイデンにセクハラされたと訴えたタラ・リード
1996年の法廷記録
タラの母親、ラリー・キング・ライヴに電話(映像)
ウォーレン議員もハリス議員もタラを無視
コーテスの偽善
民主党の偽善を表現するツイート
デブラ・メッシングにより被害者批判

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